09/03/02 21:34:11 kyZlXEcr0
愛知県の渥美半島を午前0時過ぎに、車で国道42号線を走っていた時のこと。
伊良湖岬灯台を目指していたのだが、300km以上走っても全然岬に着かなかったことがある。
ひたすら一直線で、迷いようがない。
途中、見覚えのあるガソリンスタンドを通過したんだが、一度目通ったときは普通に閉店しているスタンドだったのに、
その後なぜかまた通過してしまい、その時には店がえらく老朽化しており、店内に古びたイスが積み上げられいた。
明らかに廃墟になっていた。
その時点でヤバイ事になってるんじゃないかと感じたんだが、とりあえず進むことにした。
そして進んでいると、後ろにライト見えてきたので他の車が来たのだと思い、一安心。するはずだった。
夜中なので大体80km/hくらいのスピードで走っていたのだけど、だんだんと距離を詰められた。
こっちが遅いのだと思い、出せるところは100km/h位でかなり飛ばしてみたが、それでも詰められた。
これはちょっと頭のおかしいヤツが乗ってると思い、路肩に寄せて道を譲ることにした。
そして、追い抜いていく車を見ようとしたら、それは車ではなくて二つの光る玉だった。
玉がライトの高さと間隔に浮いていて、それが追い抜いていった。遠ざかる様子も、テールランプではなく2つの玉だった。
しばらくポカーンとしていたが、玉はもう見えなくなってしまったので、しばらく間をおいてから車を出した。
淡々と書いているけど、この時はもう頭が真っ白です。
でも、ヤン車じゃなくて良かったって、少し思った。
この時には午前3時位だったのだけど、未だ岬に着く気配が無かった。もう3時間も走ってたんだけど。
その後も、ひたすら走り続け、空が薄明るくなって来た6時頃にようやく岬の駐車場に着けた。
何度も通っている道なのに、あまり見覚えの無い古ぼけた建物がいくつもあったのが印象的だった。
この半島を直線で300km以上も走るなんて、ありえないのだが。
あと、この辺の話では三重の国道42号線上の謎の村の話がある。