09/02/04 02:28:05 KFhu5cuz0
鈴ケ森や小塚原って言うと江戸時代の仕置場跡なんで色々と話は出てるな。
以前、室生忠って名のライターが自著やTV朝日系深夜番組で『小塚原の辺りでは
今でも時々バサッ!って首を斬る音が聞こえる』だの『おでん屋さんが耳にする』だ
の言っているが、そもそも仕置場では滅多に斬首は行われないのよ。
江戸期の刑の内、生命刑に当るのは軽い順に『下手人』『死』『斬』『焚刑』『磔』。
下手人は付加刑に当る引き回しや獄門は無く遺体の試し斬りも無し、遺体の遺族へ
の下げ渡しも可能だったけど、死罪には引き回しや獄門付き、士分や僧侶・神官・女
性やらい疾患・穢多・非人以外は様物(ためしもの)にされた。
だがこれらは伝馬町の囚獄(牢屋敷)内の斬場で執行されたんだな。
仕置場(刑場)では斬罪(士分にある者で切腹を許されない罪に対して行われる)以外
は磔(謀反や主殺し)と焚刑(火炙り…火付けに対し)が主なのよ。
そう言った意味では、小伝馬町駅近くの十思公園や大安楽寺で心霊体験が皆無なの
が不思議なんですけど?江戸の刑死者の6割以上がここで死んでいるのだから。