09/01/09 23:33:12 VpQhmlIV0
物語だとしても、
または実際の社会集団においても、
同質の個体が集まる社会は安定を得られますが、
極端な環境の変化にもろいところがあります。
逆に、ハグレモノ・・・、
その社会において、不要と見られたり、集団維持を破壊しかねない存在は、
しばしば追放や迫害の運命を持ちます。
しかし、仮に、その集団内に置いてその存在が許される場合、
低い確率ではありますが、ハグレは外的環境の変化に適応できる性質を持ち得ます。
こういうハグレを内在させていた社会集団は、後に劇的な発展を迎えたり、
壊滅的な危機を回避することができるのです。
古来の民が、それをどこまで理解していたのか・・・、
年の変わり目に訪れるみすぼらしい来訪神・・・、
何故、彼を歓待する必要があったのか、それを理解していたのか・・・、
海から寄せてくる流された神を祀りあげる意味・・・。
その謎の扉を開くことができるなら・・・。