09/01/23 19:51:05 zXlfL3do0
うちも某道北出身だが、よく言われているアイヌ差別はなかったな。
アイヌと言えば一般的に良く言えば人がいい、悪く言えばちょっと抜けているイメージがあり、
よくアイヌ差別に関連して江戸時代~戦前にかけて和人の悪徳商人に騙されて大損する話が出てくる。
しかし自慢じゃないがうちの先祖はアイヌ人相手にも対等に取引しており、それどころか
逆に代金踏み倒される程のお人よしだったとか(子孫としてはちょっと情けないものがあるが)。
>そもそもアイヌって、「金遣いが荒い、子沢山」
曾祖父に言わせると、アイヌ人には基本的に「貯え」の概念がないそうだ。
例えば猟に出て熊でも何でも仕留めてそれを売り払うと、その金を一気に使ってしまうそうだ。
だから好漁の時にはちょっとそこらで獲って金に換えればいいが、不猟やシーズンオフの時は
いつも生活物資に事欠いていた。
明治~大正期の話だが、うちの取引先のアイヌ人は猟で山籠りするため春先に米や味噌を大量に買いに来たが、
その際必ずツケで買っていった。支払は秋に熊の毛皮や胆のう(俗に熊の胃と呼ばれる)を物納する事になっていたが、
獲れないとそのままトンズラするケースが多かったとか。
で、首尾よく獲物をしとめたアイヌ人は秋にツケを支払うと同時に、残りの金、獲物の分もその時全部使ってしまうそうだ。
だから一年のごく一時期を除き、基本的に生活は苦しい人が多かったと言っていた。
と言う訳でうちの近所だけかも知れないが、戦前でさえアイヌ差別というものは殆ど存在しなかった。
ましてや今日、そもそもアイヌ人自体が希少価値で周囲に発見できないので差別のしようがないというのが実態。
まあアイヌは同和と違って徒党を組んで行政に圧力かけたり組織犯罪したりしないので、少なくとも毛嫌いされてはいなかったな。