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ロマスとナイトは、セクエンエラ殺害(ツタンカーメン)の動機となったエジプトの儀式がエッセネ派の秘密の
ひとつであるという説得力のある証拠を示す。この秘密はイエスの死後、イェルサレム神殿の
地下に隠匿されたー―そういえばイエスの物語においても、復活は中心的役割を果たしている。
この秘密を守っていたエッセネ派は、ティトゥスによって殲滅され、神殿は破壊される。
ロマスによれば、フリーメーソンリーには、「紀元70年のナザレ派の殲滅と、このときフリーメーソンリーの
始祖たちがイェルサレムを去り、ヨーロッパ各地に散った流れを語るものがある。」という。ま
た、ロマスによれば、この生き残りたちは、「ダヴィデとアロンの2つのメシアの血統を保存して
いると信じていた。そしていつの日か彼らが到来し、地上に神の王国を打ち立てることを」。
マンダヤ教徒(エッセネ派関係)からペテン師と見なされたイエスは、聖パウロによって神とさ
れた。そしてコンシタンティヌスが、崩壊しつつあった帝国を束ねるためにキリスト教を利用
したとき、イエスの復活はキリスト教会が超自然的な権威を持つことを示すもっとも強力な根拠と
なった。