10/03/30 23:23:48 wUDDhjjT0
一人の馬鹿な男、あまりにも正直な男がいたのです。
その人の名前こそ、イエス・キリストです。
何一つ悪いことなんかしたこともない。否、すべて彼の行為は
善に満ちあふれていたのです。
その男が、人間で一番大切なものを、惜しげなく与えていくのです。
最も大切なものは、みなさん、命です。後にも先にもたった一つの
尊い彼の命を、多くの苦しみ悩み多い人々にあげてしまったのです。
そしてゴルゴタという丘で、十字架にかけられて極刑になり、
己の五体を鮮血に染めて息たえていくのです。
みなさん、その死に至るまで、イエス様は絶叫したのです。
「天の神様、槍で私の胸をさすこの者たちは、何をしているのか
自分でわからないのです。だから赦してあげてください……と。
みなさんの中で、自分を侮辱する者のために、あるいは、自分の心臓に
刃物を突き刺して殺そうとしてくる者のために、愛の心をもって
神に祈れる者があるでしょうか。」