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■でもaikoさんは、ベーシックな部分はしっかり守ってますよね。
それが「目を見張るような、変わったことは求めてない」ということなんじゃないかな、と。
ライブにしても、演出や構成を大きく変えることはないし。
aiko:うん、そうですね。プロデューサーともよく話すんですけど、
私としては、ああいう形のライブを続けることで、お客さんのなかで昔といまがリンクしてくれればいいなって思ってて。
たとえば“就職するから、いままでみたいに頻繁にライブに行けなくなります”って手紙をもらったりすることもあるんですよ。
あと、“育児が落ち着くまで、ライブはお休み”とか。そういう人たちが戻ってきてくれたとき、
“あ、あのときもこうだった”って思い出してくれたらいいなって。
■なるほど。
aiko:照明とか映像はそのときによって違うかもしれないけど、「ポイントでは絶対にこの色の照明を使う」とか。
“これがaikoのライブ”っていうのを作っていけたらいいなって思ってますね。
■その考え方は、楽曲にも通じてますよね?
aiko:そうですね。大きく変わることって、達成感が得やすいと思うんですよ。“あ、変わった”ってすぐにわかるし。
私自身は“知らず知らずのうちに変わってた”っていうのが理想だし、いちばん難しいことだと思ってるんですよね。
それってもしかしたら、5年、10年先にならないとわからないかもしれない。だからこそ、続けたいって思うんじゃないかなって。
毎晩のように不安になるんですけどね、いまも。“このまま続けていけるんやろうか”っていう気持ちと“でも、
やりたいし”っていうのがグルグル回って、最後は“でも、やりたい”っていうところに着地して。そうやって続いていくんだと思いますね。