09/10/13 23:40:23 HrK4fNsU0
俺は絢香の主治医じゃないので、彼女がバセドウ病で、どの程度の病状なのかは
分からないが、臨床的な見地から言って、現在では経口薬による甲状腺ホルモンの
分泌量のコントロールも出来るし、血清検査で遊離ホルモンの数値から簡単に
病勢の判断もつく、つまり難しい病気ではないということを知って欲しいと思う。
医師の治療を受けていながら、歌手活動が出来ないくらいの症状が出現するとしたら、
それはバセドウ病とは別の原因があると考えるべきだ。
絢香が告白している症状を聞くと、その主訴は心悸亢進と捉えることができる。
これは更年期障害や単に自律神経のバランスが崩れたときに、しばしば起こる
ありふれた症状で、神経質な人に好発する。
絢香は案外神経質なタイプに見えるから、バセドウ病が基礎疾患としてあったとしても、
ステージ上で息が上がりやすくなるのは、単なる心悸亢進によるものと推測される。
「四半世紀にひとり」の歌姫である彼女は、いつでも上手く歌わなければならない
呪縛から逃れることは出来ず、常に凄い緊張の中で歌っているのだろう。
生理的にそういう激しい緊張に晒されると、肺の換気能が半分近くまで落ちてしまい、
呼気量は激減するし、酸欠も起しやすくなる。それでも、あれだけのパフォーマンスを
披露できる絢香のポテンシャルの高さは、ワーナーグループの会長が見抜いていたとおり
圧倒的なものがある。
絢香がバセドウ病で無期限休業するのは、上述したとおり、単にバセドウ病の問題では無く、
研音の懲罰的休業と考えられる。
紅白で紅組のトリを務めるのは確実な状況だが、これを研音とワーナーの現体制のまま
復帰する布石と見るかどうかは、意見が分かれると思う。
紅白のトリを務めた歌手をすぐに契約解除するケースは考えられないし、世間からも
「絢香が可哀想」と同情の声が上がるだろう。しかし、ほとぼりが冷めた頃に「絢香が自分の病状を
考えて自主的に契約更新をしなかった」という形での打ち切りはあり得るだろう。
個人的には、絢香は現体制のままで復帰すると思うが、見通しは不透明だ。