09/10/01 23:53:10 c0Ut5RWk0
>>15
>>6の感想を書いたときは、特段、Mステでのラストステージということを意識して
視聴したわけではありませんが、これがMステでは最後だろうなぁ・・・という感慨を
覚えながら見たのは事実です。だから、多少のバイアスはかかっていると思いますけど、
あの歌唱に対する正当な評価だと今も思っています。
多少疑問に感じたのは、とくダネではシュアの高級ワイヤードマイク(絢香愛用品)を
使っていたのに、Mステでは生放送の機材の都合上なのか、ソニーの安物ワイヤレスを
使っていました。ヘッドアンプなどを変えるのに手間はそんなにかからないだろうに・・・
しかし、テレ朝は生の歌声を処理するのがとても手慣れているうえ、スタジオが比較的
狭いので、とくダネよりエフェクトを浅くしても十分に絢香のボーカルが引き立っていたし、
Dレンジも十分に確保されていたと思います。
Mステでの「みんな空の下」は、絢香の持てる歌唱テクニックの全てを出し切った渾身の
歌唱であったことは間違いありません。地声のシャウトの途中にヘッドボイスを交ぜたり、
ウィスパー気味の発声から、トップビート気味の強い発声でのビート感は、絢香ならではの
歌唱であり、山口百恵がラストライブで歌った"秋桜"に比肩し得る出来であったと思います。
そういうテクニックの優秀さより、俺が嬉しかったのは、絢香が休業に追い込まれた辛い心境の中で、
この歌の歌詞に自分自身とこれまで自分を支えてくれたファンのみんなのことを思いながら、
歌を紡いでくれたことです。こういう歌唱が出来る絢香こそ、まさに四半世紀のひとりの歌姫で
あることの証左と言えるでしょう。