09/08/13 13:15:45 UM231wi7
魔女宅はああ見えてキキの心理描写が物凄く細かいからね
登場人物のスタンスの配置に全く無駄が無いし、全ての要素が有機的に少女の成長に一役買ってる
物語としても最後に分かりやすいカタルシスが用意されてるし、あれこそ一流のエンターテイメント
対して時かけは登場人物の心情やスタンスがよく分からない
いじめられっ子みたいな居る必要のない無駄なキャラが居るし
主要人物の感情の変化も全然描ききれてない
更にSF的な矛盾が頭をもたげて釈然としないところもあるし
登場人物の行動動機が突飛で作劇として説得力が無い
なんであんなチャラ男の過去に来た理由が「絵が見たい」なんてものになるのか…あの辺かなり唐突
単純に作品の完成度の違いだな。毎年ゴールデンでやるレベルの映画じゃないよ