08/07/31 13:40:02 b3g6UodO
国内発行部数870万部を誇る作家、村上春樹氏(59)の大ベストセラー小説
「ノルウェイの森」が映画化されることが30日、発表された。
大学生の主人公と自殺した友人の恋人を軸に、青春時代のさまざまな葛藤を
描く恋愛物語。36言語に翻訳されて世界でも親しまれる村上氏の出世作で、
同氏がノーベル文学賞に毎年ノミネートされる足掛かりとなった作品でもある。
ベトナム系フランス人のトラン・アン・ユン監督(45)が仏語版を読み、
「力強く繊細で、激しさと優雅さが混沌とし、官能的かつ詩情にあふれる。
映画化するための題材を数多く含んでおり、ぜひ映画化したいと思った」と
村上氏にラブコールを送った。
村上氏にとっても特別な作品だったが、ベネチア国際映画祭のグランプリ
受賞歴を持つ同監督のファンだったことと、何度も足を運ぶ監督の熱意が
伝わり、昭和62年の出版から22年目にして映画化を決断した。
キャストはオーディションで決定し、来年2月に撮影開始。物語は全編日本語に
なるといい、日本人俳優による日本での撮影が有力だ。
公開は平成22年を予定。
フジテレビら製作サイドでは、海外公開や映画祭も 視野に入れている。