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NHKが4~5月に8回放映したドラマ「コンカツ・リカツ」で、行政書士役が離婚問題を
アドバイスするシーンがあり、大阪弁護士会(畑守人会長)が「弁護士以外が報酬目的で
法律事務を取り扱うことを禁じた弁護士法に違反する」としてNHKに抗議書を送っていた
ことがわかった。NHKは「今後の番組制作の参考にしたい」としている。
ドラマは結婚を目指す「結婚活動」と離婚のための「離婚活動」をする女性2人を中心に
描いており、桜井幸子さんや清水美沙さんらが出演していた。
同弁護士会が問題にしたのは、「離婚カリスマカウンセラー」の行政書士役が、夫から
受け取る生活費についてアドバイスしたり、慰謝料の額に言及したりしていた場面。
抗議書では、行政書士について「職務権限は官公署に提出する書類などの作成業務で、
その範囲で依頼人の相談に応じることができる」とし、「弁護士に認められた法律相談とは
異なる」と指摘。
ドラマの行政書士役については「法的手段や法律解釈に踏み込んだ見解を示し、
行政書士の職務権限を逸脱している」と主張している。
ソース:読売新聞(2009年7月30日03時09分)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
※参考
(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)
第72条 弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件
及び審査請求、異議申立て、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の
法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又は
これらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に
別段の定めがある場合は、この限りでない。
法庫:URLリンク(www.houko.com)
金曜ドラマ コンカツ・リカツ|NHKドラマ
URLリンク(www.nhk.or.jp)