09/07/30 00:15:09 0
今週末に開催される総合格闘技「戦極~第九陣~」(8月2日、さいたまスーパーアリーナ)で
UFCから日本にリターン、戦極初参戦となる郷野聡寛が29日、所属する都内・GRABAKAで
公開練習を行った。
郷野はこの日、キックミット、パンチミット、パートナーとのマススパーと、打撃の練習を公開。
「打撃は04年ぐらいから長い間スランプだったけど、打撃の感覚が戻ってきてるんでいい感じだと思う」
と語り、WBC世界フライ級王者・内藤大助のトレーナーである野木丈司氏に太鼓判を押された
左ジャブ、相手の虚をつき繰り出すカウンターの左フック、コンビネーションからの鋭い右ロー、
そしてハイキックと変幻自在な攻撃でパートナーを攻め立てる。一方、以前から定評のある
ディフェンスワークも健在で、距離感のよさとボディワークで顔への被弾を許さなかった。
76キロ以下のウェルター級契約となる今回の一戦へ向け、郷野は「未知の領域」という8キロの
減量を敢行。UFC参戦時でも4キロほどの減量であったというが、レフェリーとしても知られる
和田良覚トレーナーのフィジカルトレーニング指導により「筋肉の質と量」が向上。結果として
通常体重が上がったことが、今回の8キロ減量につながっているという。
和田トレーナーが郷野に指示したのは陸上・投てき選手が行うトレーニング。郷野によれば「瞬発力を
上げ、重いバーベルを軽く感じるように素早く動かすトレーニング」を行っているといい、和田トレーナーを
「髪の毛はないけど引き出しは多い」と毒のこもったジョークで賞賛しつつ、絶大な信頼を示してみせた。
ロシアの陸上選手や室伏広治も行っているというこのトレーニングで郷野は大幅パワーアップ。
チームメートの佐々木有生も「ジョン・フィッチ戦(09年1月31日、UFC)の前は力がなかったけど、
今は全然違う」と感想をもらしており、郷野は3月から始めた和田トレーナーとの協同作業、
そして試合への自信を深めている。
>>2-以降に続く