09/07/28 17:27:58 0
提供:FOOTBALL WEEKLY
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■事実確認できずにお咎めなし
先日、東京ヴェルディ対ヴァンフォーレ甲府戦終了直後、ヴェルディのレアンドロ選手が、甲府の選手を追い回すという事態があった。
なぜ、レアンドロ選手がそんな「暴挙」に出たのかというと、レアンドロ選手に対して甲府の32番の選手(その後の事実関係調査で
確認ができなかったというので、一応名前を出すことは控えた)が、「チンパンジー」と揶揄したから、(差別意識を感じ)「怒って」、追いかけたということである。
当然、翌日の新聞を中心にした報道で「問題」にされたが、その後Jリーグの調査で、差別的言動をしたという事実を確認できなかったという結論で、
32番の選手への懲罰はなく、レアンドロ選手には注意ということで、事態は収拾された。その後、甲府は事実を確認できなかった以上、
この問題で選手を非難することがないよう断固たる決意で臨むというような談話を発表している。
これに対して、レアンドロ選手は当日の夜はかなりのショックを受け、ブラジルに帰るとまで言っていたという。まさか日本でそんな差別に
出会うと思っていなかったからだろう。その後は落ち着きを取り戻したが、調査ではそうした事実は確認できず、「レアンドロの独り相撲」だったことになる。
だが、当日試合終了後の「騒ぎ」を新聞記者とともに、見聞きしていたのだが、甲府の監督の直後の発言は「当該選手が『帰ろうぜ』と
頭に手をやったかもしれないが、それだけで何かを意図したものではないし、何で怒るのかわからない」というようなものだった。
事実はビデオなども撮られておらず、当該選手同士以外関係者の証言もなかったので、当事者が「記憶にない」と政治家のような発言をすれば、
それで終わりであるが、この監督発言を聞くと、実際に言葉に出して行ったかは不明だが、ボディランゲージでは明らかに差別的言動をしたことになる。
また、当該選手に話を聞いたと思われる関係者の中には、「『審判』といったのが、『チンパンジー』に聞こえたんじゃないの」という発言もあった。
こうした発言を考えると、ある種の言動があったのは否定できないだろう。だが、日本サッカー界の当事者の出した結論は、「確認できなかった」だった。
>>2-10に続く