09/07/27 14:57:25 0
選手が出たがらない球宴なんてやめちまえ! (ゲンダイネット)
盛り上がらない祭りはやめた方がいい。
24日と25日に開催されるオールスターのことだ。腰痛の坂本(巨人)、右手中指マメの
由規(ヤクルト)の出場も決まったが、彼らは球宴に魅力を感じているのかどうか。
球宴を辞退した選手は後半戦10試合に出られないルールがあるから、仕方なく出る選手も
いるという。「球宴に出るくらいなら、後半戦に備えて体を休めた方がいい」というのが選手や
球団関係者の本音だという。それに比べてメジャーリーグは、「球宴」という表現にふさわしい
盛り上がりを見せる。
70年の球宴では、レイ・フォッシー捕手(インディアンス)が本塁でピート・ローズ(レッズ)に
吹っ飛ばされ、フォッシーは病院送りに。「オールスターでそこまでしなくても」というのが日本の
感覚だが、「メジャーではごく当たり前」と話すのは、大リーグに詳しいスポーツライターだ。
「レイはそれが原因で選手生命を絶たれて引退。でも、だからといって球宴の存在を
否定しない。周囲から『そんな必死にならなくても』なんて声は一切出てこない。
それは30年以上経った今でも同じです」
この圧倒的な“格差”は「価値観の違い」と前出のスポーツライターは言う。
「選出自体が光栄なことだというのは選手契約にも表れている。例えば、ペドロイア
(レッドソックス)の球宴選出ボーナスは、ゴールドグラブやシルバースラッガー、
リーグ優勝シリーズMVPのボーナスと同じ5万ドル。イチローも同じです。
それだけ名誉なものなんです。それに比べ、日本は誰でも選ばれるというくらいの確率。
捕手なんて半分が選ばれるんですから、価値も上がりません。
今や、巨人戦より視聴率が低い。このままではなくした方がまだマシです」
日刊ゲンダイ2009年7月24日掲載
URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)