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ダルビッシュ もうメジャーに行くしかない
2009年07月26日10時00分 / 提供：ゲンダイネット
●３年連続１点台で松坂をはるかに超えた
この日も、淡々と、そして当たり前のように白星を手にした。
２２日のロッテ戦に先発した日本ハムのダルビッシュが、２安打１失点の完投勝利。
涼しい顔で９回を投げ切った。七回１死まで無安打投球。同じく七回まで一本の安打
も許さなかった前回のロッテ戦に続き、プロ入り初のノーヒットノーランこそ逃した
ものの、「あんまりそういう意識はなかったですね。とりあえず、点だけは取られない
ようにしよう、と。（前半戦が終了し）しばらく間が空きますんで、しっかり勝って
おこうかな、と。それだけです」
との言葉どおり、ロッテ打線に付け入るスキすら見せなかった。
これで、西武の涌井に並ぶ、リーグトップの１２勝目。防御率は驚異的な１．３１となった。
お立ち台で女房役の鶴岡に「大人になった」とちゃかされると、
「ほんと、そう思いますね。力勝負とか、余計なことに（意識が）いかなくなった。
だからいいんだと思います」
と、自画自賛。このままいけば、防御率は３年連続の１点台。西武時代の松坂大輔
（現レッドソックス）が８年間で防御率１点台が一度もなかったことを考えれば、
すでに「怪物」を凌駕（りょうが）していると言ってもいい。日本ではもはや、
負ける姿が想像できないくらいの投手になった。
●「イチロー、Ａ・ロッドとの対決が見たい」
野球ファンで知られる漫画家、矢口高雄氏がこう言う。
「松坂や岩隈に小松、野手では青木がそうでしょう。ＷＢＣの代表選手の多くは開幕
してから故障や不調に苦しんでいる。にもかかわらず、先発に抑えにとフル回転した
ダルビッシュは、しっかりローテを守って１２勝を挙げている。そのタフネスぶりには
脱帽するしかありません。
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