09/07/25 18:09:02 0
かつてはジャニーズタレントを使えば視聴率獲得は間違いないと思われていたが、今は違う。
キムタク「MR BRAIN」は、初回こそ24%を記録したが、18%台まで降下して、最終回に
やっと20.7%の大台をキープ。この数字は大騒ぎの宣伝展開をしなかった天海祐希の
「BOSS」最終回と同じ数字だというから、キムタクを朝から晩までヨイショした宣伝戦略は何だったのか。
ただ、テレビ全体の視聴率が急降下しているだけに、キムタクの数字は褒められるべきだろう。
ジャニーズタレントは、このところ視聴率的に大苦戦している。中居正広出演の
「婚カツ!」は平均視聴率10%、東山紀之の「必殺仕事人09」が平均11%。「スマイル」(松本潤)が平均10%、
「ザ・クイズショー」(櫻井翔)が平均12%など。「婚カツ!」については、最近「録画率」が高い、
なんて言い分けをしているが、テレビはリアルタイムがすべてなのである。
テレビ以外でも芳しくない。雑誌や単行本にいたっては、何でも売れる時代は
数年前から終わっている。その理由はいろいろ考えられるが、第一はジャニーズタレントは、
単に身長の高低だけではなく、全体的に小粒な印象が強い。
最近は、玉木宏、松山ケンイチなど、本格的演技派の若手俳優が台頭していることも大きい。
かつてジャニーズタレントは、某局を例にとれば、1週間に6番組の主演番組があったが、
その寡占ぶりは崩れつつある。テレビ不況の影響でギャラの高いジャニーズタレントが
敬遠されているのも一員している。
しかしジャニーズタレントがダメというわけではない。
幼いころから踊りを仕込まれ、振るい落とされて残った素質あるタレントが
ショービジネスを目指してデビューしている。クオリティーは圧倒的に高く、
歌と踊りのエンターテイメントの世界では、他のタレントを圧倒している。
しかし、その才能はテレビでは発揮できないのだ。俳優とショービジネスの世界は別である。
ジャニーズタレントは、本来の舞台では一層の活躍が期待できる。
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