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センバツの準優勝投手、花巻東・菊池雄星投手(3年)が春夏連続の甲子園をつかんだ。盛岡一との決勝は
最速150キロをマーク、1点は失ったものの、無四球で毎回の13三振を奪い、2-1で勝利。自らスクイズを
決め、決勝のホームも踏んだ。
最後も冷静だった。9回2死。カウント2-1。菊池は両手を広げて胸を張ると、グラブとボールを胸元に戻して
祈るようなポーズを取った。「ああいうことをすれば(打者が)直球で決めてくると思うじゃないですか」。投じた球は
スライダーだ。詰まらせたゴロを自ら処理し、一塁へ。打者心理を惑わす作戦で最後のアウトを取り、ナインと
歓喜の瞬間を迎えた。
独り舞台だ。4回に連打で1点を先制される。菊池は「流れが相手に傾きかけたので、とにかく三振を取って
勢いをつけたかった」とエンジンに点火。5回からテンポを上げると、1本の安打も許さない。7回無死二、三塁で
打席に立つとスクイズを決めて同点。その際、一塁に豪快にヘッドスライディングした菊池は柏葉康貴二塁手(
3年)の中前適時打で勝ち越しのホームも駆け抜けた。
最速150キロ、毎回の13奪三振、無四球の好投。菊池は「このメンバーで、岩手のみなさんの前で野球をする
のは最後になるんだという気持ちが強かった」と話し、高校最後となる故郷での試合でこん身の123球を披露
した。
ソース(記事の続きは>>2以降)
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画像:花巻東・菊池(右)は横倉とキスをかわし喜びを分かち合った
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準決勝で超スローボールを投げる菊池雄星
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