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(>>1の続き)
■視聴率の取れないコンテンツもケータイなら可能
このほか、ソフトバンクモバイルが始めた「選べるかんたん動画」「かんたんミュージック」は、
テレビ局ではできないコンテンツをユーザーに届けていると語る。
選べるかんたん動画は、好みのジャンルの動画をメールで配信するサービス。特に力を
入れているのが野球で、全プロ野球チームについて、そのチームが勝利したときだけ
動画ニュースを配信するサービスを提供している。これは、テレビではできないサービスだと
蓮実氏は言う。
なぜなら、現在野球のニュースは、視聴率が取れないからだ。「(ニュース番組を
制作していたときには)、どれだけ野球のコーナーを短くするかという議論をえんえんと
やっていた。巨人でも、1分やったら『どれだけ視聴率を下げるんだ』と言われた。
人気のないチームの場合は5秒で何とかしろ、と言われる。しかしそれでは野球ファンは
納得できない」(蓮実氏)。選べるかんたん動画であれば、自分の好きなチームの
ニュースをじっくり見られるというのだ。
かんたんミュージックも同様だ。このサービスは、J-POPなどの音楽情報番組を
メールで配信するというもの。テレビ番組で少なくなった音楽情報を補完できるという。
「テレビでランキング番組がなくなったのは、歌番組で一番視聴率が低いのが、
歌手が歌っている場面だから。びっくりするくらい視聴率が低いので、『HEY!HEY!HEY!』
も『うたばん』も単なるトーク番組になってしまっている。視聴率を上げるという命題に従えば
そうならざるを得ない。結局、視聴者の嗜好性が分かれてしまって、多くの人が同じものを
聞くということがなくなった。そういう時代にマスメディアが誘導した」(蓮実氏)
テレビで見られない音楽ランキングも、携帯電話であればユーザーのもとに届けられる。
また、メールから1クリックで楽曲購入画面に飛べるため、携帯電話にあまり慣れていない
層でも購入しやすいのだという。「メールは原始的だけれども、有効だ」(蓮実氏)
(>>3以降へ続く)