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(>>1の続き)
佐藤さんは就職氷河期に北海道の高校を卒業、これまでも格差社会で疎外された若者を描いてきた。
「でも、現代の社会を投影しようというつもりはまったくなかったんです。
今の日本の若者は怒り方がわからないのでは。少なくとも僕はわかるというふうには書けない」
主人公カユは両派の間で優柔不断な立場を取りながら、結末まで生き残り、一矢を報いる捨て身の戦法に出る。
「カユは成長する。70歳からの青春小説でもある」(小山内伸)
(了)
『デンデラ』 著者:佐藤 友哉 出版社:新潮社 価格:¥ 1,785
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