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男子テニスの錦織圭(19=ソニー)が先週、米フロリダから
緊急帰国していたことが17日、分かった。自身のブログで
明らかにした。錦織は、疲労骨折をしている右ひじを今月、
ニューヨークで再検査し、完治していると診断された。
しかし、それでも痛みが残り、検査および治療を日本で行う
ために帰国した。痛みが完全になくなるまで滞在する見込み。
復帰のメドはたたず、8月下旬からの全米出場は絶望的となった。
錦織が腹を据えて、国内で徹底的な治療を受けることを決めた。
「実は…」と題したブログで「今は日本にいます。実は先週帰って
きました。(中略)しばらくは日本でトレーニングして、治るまでは
日本にいる予定です」と明らかにした。
大リーガーなどを診ているひじの権威に、5月20日、疲労骨折と
診断された。約3カ月間はラケットが握れないと言われ、6週間後に
再検査を受けることを義務づけられた。その再検査を受けたところ
「もう疲労骨折は治ったと言われた」。しかし「まだ痛みがあるので、
日本で診てもらうことにしました」という。
錦織にとって、ショックは計り知れない。治ると言われたり、長期休養と
言われたり。その度に一喜一憂して、振り回されている。6月22日の
ブログでは「先が全く見えないんです。いつ治るかも分からないし、
いつまたテニスができるか分からない。それが一番つらいです」と、
悲痛な気持ちを吐露していた。
痛みの原因はいまだに不明で、復帰のメドが立たない。現在、錦織は
都内のナショナル・トレセンでトレーニングを行っているが、昨年、
日本男子71年ぶりに16強入りした全米も、現時点では欠場が濃厚だ。
「まだいつ治るかは分かりませんが、なんとかめげずにやっています」。
日本テニス界の至宝は、もがき苦しんでいる。
ソース:URLリンク(www.nikkansports.com)