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人間国宝:河東節の山彦千子さんら3人…文化審答申
文化審議会(西原鈴子会長)は17日、河東節(かとうぶし)三味線の山彦千子(やまびこせんこ)さん(63)ら
3人を重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定するよう塩谷立文部科学相に答申した。
また琉球舞踊を新たに重要無形文化財に指定し、保持者として那覇市の「琉球舞踊保存会」(山田節子会長)の会員
39人を認定するよう答申した。
河東節三味線が対象分野となるのは初めて。これで人間国宝は116人(1人は重複認定者)となる。
2人以上が一体となって表現する芸能は、人間国宝ではなく団体構成員を保持者とする「総合認定」の対象で
琉球舞踊が12例目。総合認定は93年に「一中節」などが対象となって以来。
また審議会は、選定保存技術の保持者として表具用手漉(すき)和紙(美栖紙(みすがみ))製作の
上窪良二さん(65)=奈良県=を認定するよう答申した。
詳細は>>2に
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2:そまのほφ ★
09/07/17 22:20:56 0
◇各個認定
<河東節三味線>山彦千子(本名・八田美千代)。幼少より長唄を学び、78年から6世山彦河良(かりょう)に
師事して河東節を習得した。優れた演奏は高い評価を受け、00年には清栄会奨励賞を受賞。東京都江戸川区。
<能囃子方笛(のうはやしかたふえ)>一噌仙幸(いっそう・ひさゆき)。父の指導を受け、1954年から
後の人間国宝・藤田大五郎(08年死去)に師事。繊細さと品格を備えた芸境が評価を得る。
08年には紫綬褒章。69歳。東京都渋谷区。
<地歌>富山清琴(せいきん)(本名・八田清隆)。後の人間国宝・富山清翁(せいおう・08年死去)の
長男として生まれ指導を受ける。実技・理論兼備の演奏家として高度な技法を体得。04年に日本芸術院賞。
59歳。東京都港区。
◇総合認定
<琉球舞踊>18~19世紀に琉球王国で発展した古典舞踊と、明治以降の庶民風俗を取り入れた
雑踊(ぞうおどり)に大別される。古典舞踊の中核となる「女踊(おんなおどり)」は足の運びや視線、
顔の向け方などが特徴。抑制された動きで女性の情念を豊かに表現する。