09/07/15 10:35:06 0
先日、紙面で気になる記事があった。サッカーＪ１の話だ。Ｇ大阪の新競技場についてのニュースだった。
１１年に完成を計画している新本拠地の建設費の一部をスポンサー企業やサポーターなどの民間の寄付で
賄う構想で、寄付額は３０億円を見込んでいるというもの。
この記事を読み、思い起こしたのは、ソフトバンクの本拠地・福岡ヤフードームの年間使用料だ。
ダイエーからソフトバンクに球団譲渡された際に、年間４８億円で３０年契約が結ばれている（２０年経過時に
更新するかどうかのオプションあり）。福岡ソフトバンクホークスと球団運営している福岡ソフトバンクマーケティングの
収支を合算した０９年２月期決算は、約３０億円の赤字と言われる。４期連続の赤字だ。
それもそうだろうと思う。契約なのだから仕方ないとは言っても、年間４８億円はあまりに高い。
もし、球場使用料が半額であれば、黒字転換の可能性すらあったかもしれない。なかなか、表には出てこない
問題ではあるが、球場使用料の契約更新の際に、将来的に年間４８億円が更新のネックになる可能性はあると
思っている。別に球団は福岡を離れたいなどとは毛頭思ってはいない。それでも、その可能性は、巨額な使用料の
問題を解消しなければ、いつまでもくすぶるのではないかと、１人で危惧しているだけだが。
ソフトバンクが球団買収し、５年が経とうとしている。節目の年だからこそ、もう１度、問題点を議論する
必要があるのではないか、と思っている。（文＝松井周治）
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