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相撲やパワーリフティングなど五輪で採用されていない競技や種目を争うワールドゲームズが、
１６日に台湾南部の高雄市で開幕する。台湾で行われる初めての国際的なスポーツイベントで、
２６日までの１１日間に９０カ国・地域から約３２００人の選手が集結、３１競技（五つの公開競技を含む）を競う。
日本からは外国選手として２番目に多い約１６０人が参加予定だ。
この大会では、東京都が招致を進める２０１６年五輪で追加が検討されている７競技のうち、
空手、ラグビー（７人制）、ソフトボールなど５競技を実施。国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が
１０月にも２競技を最終決定する状況下にあることから、「熱い戦い」が繰り広げられそうだ。
ワールドゲームズは８回目。２００１年には秋田県で開催され、高雄大会のメーンスタジアムは日本人建築家の
伊東豊雄氏が手掛けるなど、日本と縁も深い。曲線状の外観が特徴のスタジアムは、客席の屋根部分に
太陽電池を埋め込んだグリーン設計で、高雄市の陳菊市長は「歴史に残る競技場になるだろう」と胸を張る。
陳市長は大会を盛り上げるために日本や中国で懸命にＰＲ活動をしてきたが、観戦チケットの売れ行きはいまひとつ。
開幕式分は発売日初日に売り切れたものの、全体では３割ほどしかさばけていないため、開幕直前まで内外に
観戦を呼び掛ける方針だ。
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