09/07/10 10:30:14 0
11日に開幕する夏の高校野球秋田県大会で、開幕戦の始球式にだけ出場するチームがある。
野球部員がマネジャー含め3年生3人だけの県立米内沢高校(北秋田市米内沢)。新チーム結成から1年間、
一度も試合ができなかったが、「毎日練習してきた努力をたたえたい」という県高校野球連盟の特例措置で、
高校最後の大舞台が用意された。
「ナイスボール」。米内沢高校の野球場に柴田高徳選手(18)の甲高い声が響く。マウンドに登った吉田一樹選手(18)は、
時折笑みを浮かべながら、柴田選手が構えるミットへ速球を投げ込む。
バックネット裏で見つめていたマネジャーの鈴木このみさん(17)は、「一樹の全力投球を高徳が受け取る。
その姿を見るだけで満足」とはにかんだ。
米内沢は昨夏の初戦、4強入りした新屋高校と対戦。柔道部とバドミントン部から1人ずつ借りた11人で、
敗れはしたが4対6の接戦を演じ、周囲を驚かせた。
だが、その試合を最後に先輩6人が引退、同級生1人も野球部を去り、2人だけの練習が始まった。
(>>2以降へ続く)
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