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『ボラット(Borat)』のサシャ・バロン・コーエン(Sacha Baron Cohen)主演作『ブルーノ(Bruno)』で、
急死した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの姉
ラトーヤ・ジャクソン(La Toya Jackson)さんの出演シーンがカットされていることが分かった。
広報担当者が8日、明らかにした。
この作品でコーエンは、オーストリアのゲイのファッションレポーター「ブルーノ」を演じ、
あちこちで騒動を巻き起こす。
カットされたのは、ブルーノがマイケルさんをジョークのネタにし、
自分の部屋でラトーヤさんとともに「男体盛り」の寿司を食べながら、
ラトーヤさんの携帯電話からマイケルさんの電話番号を盗み出そうとするシーン。
広報担当者はカットの理由を、「ジャクソン家に対する配慮」だとした。
マイケルさんは25日に死亡したが、その数時間後に行われた米国プレミアでは
既に問題のシーンはカットされていた。
この措置が一時的なものなのかはわかっていない。
英国では、カットされた修正版が
全英映像等級審査機構(British Board of Film Classification、BBFC)で認可され、
10日から公開される。
インドでは、ボリウッド映画『Short Kut: The Con Is On』でも、
マイケルさんのダンススタイルを風刺したシーンがカットされたと報道されている。
また、駐英オーストリア大使Emil Brix氏は、
ブルーノの「ヒトラー以来の最も有名なオーストリア人になりたい」という劇中の発言に対し、
「完全に不適切」と怒りをあらわにしている。
URLリンク(www.afpbb.com)