09/07/09 12:41:34 0
(>>1の続き)
報じられた検視報告書によれば、マイケルの腰、太もも、肩に無数の注射の跡があり、
胃の内容物に食べ物は一切なく、消化途中の錠剤だけだった。
死亡時、マイケルの体重はわずか50キロ(身長175センチ)で、黒髪のウィッグ(かつら)
の下にはうぶ毛程度しかなかったという。
「体重50キロというのは私にとって驚くニュースではない。彼は何も食べないわけではなく、
ホテルではよくフルーツを食べていた。髪については全く気づかなかった。鼻が崩れたとか、
興味本位にいろいろ報じられたが、私が見た限り、マイケルの顔はきれいでした」
また、大きなサングラス、ベールやマスク、手袋などで肌を隠すように外出するマイケルの
奇妙な姿も頻繁に報じられたが、これにも理由があった。
「皮膚を移植し、漂白薬を常用していたマイケルの白っぽい皮膚は非常にもろく、外で
太陽の強い光を浴びると細胞に悪影響が出るそうです。マイケルはいつも太陽の光を
心配していた。日中あまり外出せず、ホテルに閉じこもっていたのは日光を恐れていた
ためです。ホテルの窓の下に集まったファンのために顔を出すのも短い時間だけでした」
一方で、マイケルの子どもたちのベビーシッターだった黒人女性(42)は英紙の取材に
「マイケルは『デメロール』など複数の強力な麻薬性鎮痛剤を毎日大量に服用し、食事を
ほとんど取らなかった」と答えている。アクショーノフ医師は、こうした極度の薬物依存症に
なった要因は、皮膚のトラブルだけでなく、“心の病”もあったと指摘する。
「ショーで神経を使うため慢性的な不眠症にかかっていて、強い睡眠剤をほしがった。だが、
マイケルが求める強い薬は日本では麻薬に指定されており、処方できなかった。私は
ホテルで、アスピリン程度のものしか渡さなかったが、恐らくその後、どんどん薬物依存が
進んだのでしょう」
マイケルとアクショーノフ医師との出会いは10年以上前にさかのぼる。マイケルは当時、
千代田区にあったキャピトル東急ホテルのスイートルームを定宿にしていたが、同ホテルの
支配人からインターナショナル・クリニックへ「マイケルが発熱したので診察してほしい」と
連絡が来たことがきっかけだった。(>>3に続く)