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週刊新潮2009年7月16日号によると、太宰治生誕100年の今年、記念行事や企画が
目白押しだが、秋原正俊監督の手で映画化されて評判を呼んでいる名作「斜陽」の
脚本を担当したのは、ある年代の男性なら誰でも知っている元AV女優の白石ひとみ
だったとのこと。落合雪恵の名前で脚本家となり、過去にも文学作品の脚本を手掛けて
おり評価も高い模様。以下、抜粋。全文は週刊新潮2009年7月16日号をご覧下さい。
・「白石ひとみはAVの歴史に残る伝説的な女優。彼女こそ歴代1位のAV女優だという人も
少なくありません」(アダルトメディア研究家の安田理央氏)
・「90年9月にデビューした彼女はスレンダーなおっとり美人で、品の良いお嬢様タイプの
女優でした。胸が大きい方ではなく、スタイル抜群でもありませんでしたが、何と言っても
表情が良かった。口許が柔らかで、いかにも折れてしまいそうな“美少女”の白石ひとみが
AVに出ているだけで、ファンは興奮したものです」(同)
・AV引退後の彼女は、音楽業界に移り、アバンギャルド音楽に携わるようになった。
・「その後、所属していた会社『カエルカフェ』が映画製作にも進出して、彼女も脚本を
担当するようになった」(同)
・AV女優から映画脚本家への転身だが、その評価は高い。
・「脚本家として落合雪恵という名前になりました。同じ太宰作品の『富嶽百景』や小泉八雲
『伊藤の話』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』、幸田露伴『五重塔』などの作品を手掛けてきました。
文学に対する並々ならぬ情熱が感じられます」(映画・音楽分析評論家の宮城正樹氏)
・「落合雪恵によって焼き直された文学作品には、純然たる“白石ひとみ”の影が感じられます。
『斜陽』におけるかず子(役・サトエリ)の“あなたの赤ちゃんを生みたいのです”という科白を
含め、彼女は原作のエロチックな文言を抽出してくれる。直接的な官能表現ではありませんが、
『銀河鉄道の夜』の谷村美月にも、『五重塔』の飯田圭織にも、自身のエロティシズムを
投影させたかのような科白を言わせている。清楚なのにいやらしい“白石ひとみ”の経験が、
今の落合雪恵に生かされ、良い脚本が出来ていると思います」(同)
(前文・抜粋:鮭おにぎり)