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広告収入の減少と大不況のダブルショックが放送業界を襲う中、朝日新聞社が歴代トップを務めてきた
テレビ朝日の新社長に、初の生え抜きとして早河洋氏(65)が就任した。
局は視聴率競争でTBSを抜き、3位におどり出ているものの、課題は山積みだ。
テレ朝は5日、東京・国立競技場で行われた昭和の大スター、石原裕次郎さんの二十三回忌の模様を独占生中継。
視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)も10.2%と、昼では異例の高視聴率を記録した。
社長就任後、初となる7日の定例会見で、早河氏は「『西部警察』以来の
石原プロモーションとの長いお付き合いに、いい区切りがついた」と安堵の表情を見せた。
民放の4月クールは、日本テレビとTBSがゴールデンに帯番組をスタートする大改編を行ったが、
いずれも苦戦。TBSは昼の帯番組やドラマも振るわず、民放3位をテレ朝に譲り渡した。
早河氏は「19時台はうちとフジテレビに視聴者が流れている」としながらも、
「テレビを見る総世帯が減っているのが気がかり」と冷静。逆に低迷が続く朝の報道番組の強化を、
今秋と来春の番組改編の目標に掲げた。
報道といえば、テレ朝では6月、北朝鮮の金正日総書記の三男、正雲氏の“素顔”を
別人の写真と間違えて報じる大失態があった。君和田正夫前社長(現・会長)は6月22日、
当時の報道局長、ニュース情報センター長、外報部長の3人に厳重注意した。
テレ朝は、間違えられた人物に弁護士を通じて謝罪の意向を伝えているものの、問題が解決したわけではなく、
何らかの補償を行う可能性についても、早河氏は「あり得る」と苦渋の表情。
「報道番組の再点検と放送倫理の向上に努めたい」と早河氏。自身も報道畑を歩み、プロデューサーとして
「ニュースステーション」をスタートさせた華々しい経歴を持つだけに、その手腕が期待される。
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