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本紙に「熱中先生」を連載中のスポーツキャスター栗山英樹氏（４８）がテレビ朝日系列「熱闘甲子園」の
ナビゲーターを務めることになり、１日に大阪市福島区のＡＢＣホールで記者発表が行われた。
元プロ野球選手による高校球児の直接取材は過去に例がなく、栗山氏は日本高野連から特例として
認められ、球児たちの熱い戦いを伝えていくことになった。
「甲子園に出られなかった者ほど甲子園へのあこがれは強い。こういう形で高校野球に携われることに
なったのは、自分の中で夢がかなった瞬間でもある」。Ｖ候補だった創価３年の夏は西東京大会４回戦敗戦。
だからこそ思い入れも強く「高校時代に戻って選手の気持ちになって伝えたい」と意欲的に語った。
日本学生野球憲章では元プロ野球選手の取材に厳しい条件があり、許可制で指導者に対してしか
認められていない。栗山氏が特例で認められた背景には、現役プロ選手による球児を対象とした
シンポジウム「夢の向こうに」の司会を第１回から務め、高校野球の理念に理解が深いことが
挙げられる。さらに９０年オフの引退後、スポーツキャスターの傍ら教育現場に身を置き続け、
今も白鴎大教授として教壇に立つことも考慮された。
すでに今センバツ準優勝の花巻東のエース菊池らを取材。今後はセンバツ優勝投手の清峰・今村も
含め、地方大会から球児の熱い思いを現場で直接取材していく。
URLﾘﾝｸ(www.sponichi.co.jp)