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神戸は6月30日、カイオジュニオール監督(44)が一身上の都合で辞任したことを発表した。
後任として和田昌裕チーム統括本部長(44)が指揮を執る。クラブ側は明かさなかったものの、
中東のクラブからの高額オファーが原因となっての辞任劇とみられる。
14位と低迷するクラブにとっては、まさに青天のへきれきともいえる監督交代劇となった。
過去に何度もドタバタ監督交代劇を繰り広げてきた神戸が、またもシーズン中の監督交代を
発表した。しかしこれまでと違うのは、指揮官が自ら投げ出したこと。
この日の午前中まで指揮を執っていたカイオジュニオール監督は突然、午後の練習前に
辞任を申し出ると「日本ではいい勉強になりました」と言い残して神戸を去った。
急きょ会見を開いた安達社長は「今は一身上の都合であるとしか言えません。驚きましたが、
サッカー界ではこういうことが起こるので受け止めないと」と説明した。
確かに今季15試合で5勝8敗2分けの成績で14位と低迷中だ。しかし就任時にはACL出場に
意欲を燃やしていたはず。この6月にはFW大久保も獲得し待望のストライカーも手にしていた。
その指揮官の心を動かしたのが、中東のオイルマネーだった。
安達社長はこの日、「何も話せない」と最後まで口を閉ざした。しかし一方で、過去に
G大阪のアラウージョを獲得するなど、資金潤沢なカタールのアルガラファからのオファーが浮上。
相手クラブに違約金を払う用意があり、監督本人もオファーを受ける意思があれば、神戸が
止めることは難しい。
後任には、和田本部長が兼任で就任することが決定した。和田氏はヴィッセルのJリーグ昇格時の
メンバーで、コーチの経験もある。最初に辞任話が浮上した25日の時点で有力候補として挙げ、
この日Jリーグの会議に出席していた同氏に就任を打診。「分かりました、やります、と言ってくれた。
よそから連れてくることも危険がある」と同社長は説明。暫定ではなくシーズン終了まで指揮を
委ねる予定だ。
4日のF東京戦(ホムスタ)まで時間はないが、1日から和田新監督のもとで再スタートを切る。
ソースはURLリンク(www.sponichi.co.jp)