09/06/20 08:10:27 0
CDは売れないが、ライブにはそれなりに人が入る―。それが音楽業界の現状だという。
夏フェスシーズンが近づく中、若手バンドを抱えたマネジメント事務所関係者が語る。
「どれだけ多くの夏フェスに出られるかで、若手バンドの将来は決まるといっても過言ではありません。
実績のないバンドの場合、ノーギャラは当然で、出演を各イベンターさんに頼みこんでいる状態です」
フジロック・フェスティバルやサマーソニックへの出演に際して、大物洋楽アーティストが"
来日記念盤"をリリースするのはもはや恒例で、高いセールスを記録するものも多い。
今や邦楽の若手バンドにおいても、夏フェス出演が先に決まり、それに合わせたリリースに向けて、
レコーディングを進めるケースも増えているという。
「10年前であれば、CDをまず出し、そのプロモーションの一環としてライブをやっていました。
現在では、ライブのためにCDを作っているバンドも少なくありません」(前出の関係者)
夏フェスがプロモーションの場として重宝される一方で、レコード会社がフェス向けの
楽曲制作を求めるため、アルバム全編がライブを盛り上げるための"アゲアゲ"な曲ばかりになる、
という問題も起きているようだ。
事実、人気ガールズバンドCの新作は秀作と評判ではあるが、一方でレコード会社関係者からは
「やかましい曲ばかりで、本来の良さであったしなやかさが失われた」という声も聞かれる。
制作の現場では、より辛辣な意見もあるようだ。
「エンジニアの中には、ミックスの段階で"ドラムとベースを強調してくれ"という指示を受け、
辟易としている人間もいます。自分の信条や楽曲本来の良さすら無視されて、
単純に"ライブでノれる"ものだけを求められたらたまりませんよ」(スタジオ関係者)
音楽業界のドル箱として捉えられている夏フェスだが、2006年をピークに人気に陰りが見えている、
と指摘する向きもある。いずれにしても、このフェスバブルが終焉を迎えた時、
形骸化された"ノリ"だけの楽曲が音楽シーンに取り残されるのは、アーティストもリスナーも望まないだろう。
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