09/06/17 02:12:54 0
6月14日に幕を下ろした大学選手権を見て感じたのは、左打者(スイッチヒッター含む)の
多さである。出場した26校の初戦のスターティングメンバー(以下スタメン)に名をつらねた
左打者は総勢120人。これは51.3%、つまり1校9人のスタメンの内、4.6人が左打者という
計算になる。友人にこれを言うと、「左打者はもっと多いと思った」と首を傾げた。僕も
同じ意見なのだが、左打者が多くならないのは、大阪教育大(2人)、高岡法科大(3人)、
道都大(3人)、石巻専修大(3人)などの発展途上校が平均値を下げているためで、
積極的に選手を集めている強豪校に限定すれば、左打者はもっと増える。
8強に進出した東海大海洋学部(7人)、関西国際大(7人)、日本文理大(6人)、法政大(4人)、
近畿大(5人)、富士大(6人)、創価大(6人)、東洋大(6人)のスタメン72人中、左打者は
47人を数える。左打者が占める割合は65.3%。つまり、1校9人のスタメンの内、5.9人が
左打者という計算になる。左打者が急増しているのは5、6年前から気づいていたが、
今年の5月11日に行なわれた東都大学2部リーグの国士舘大対日本大戦を見て愕然とした。
国士舘大のスタメン9人全員が左打者だったのだ。ここまできてしまったのかと思った。
僕は打者走者の全力疾走こそ日本野球の真髄と思い、さまざまな媒体でその効果を書いて
きたが、左右のバランス、長短(長打・短打)のバランスを崩してまで左打者を掻き集め、
走る野球に邁進するのはいいことだと思わない(ちなみに、国士舘大は今季、東都2部
リーグで最下位に終わっている)。
>>2以降に続く
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