09/06/16 14:27:19 0
6月も半ばを過ぎた。空は晴れたかと思うとすぐ曇り、寒さ、暑さのけじめがない。
梅雨、衣替えとは無縁のだらだらした天気が続いている。
そのさなか、スポーツとはとうてい言えないが、政界と財界が真っ向から組み合う“ボクシング”が行われ、
満天下の耳目をさらった。政治家のかつてない厳粛な“正義の戦い”は国民に正義とはなにかを考えさせた。
リング中央に仁王立ちしたボクサーは豪腕を振るい、ストレート、フック、ジャブを打ち続けた。
相手のボクサーは軽やかにダッキング(上体をかがめてパンチをさける)、ウイービング(前かがみで頭を左右に振る)で、
“柳に風”と受け流した。ほどなくレフェリーが割って入り、顔に傷ひとつないボクサーの右手を挙げた。
豪腕のボクサーは華と散った。
散ったのはいうまでもなく鳩山総務相、傷ひとつないボクサーは日本郵政西川社長、レフェリーは麻生首相。
“ボクシング”の試合はそれで終わりだが、もとをただせば「かんぽの宿」が“火種”になり、“不正のにおい”をかいだ
鳩山さんが正義を前面に押したて、パンチを振るった。
“一発”も当たらず“辞任”という形でリングを降りたのだが、引き続いて鳩山さんは信念を曲げずに、「かんぽの宿」に
“不当に低い評価”をくだしたオリックス・グループとプロ野球のオリックス・近鉄バファローズ球団のオーナーである
宮内さんに真意のほどを問いただしてほしい。プロ野球こそ正義と誠意の集団だからだ。
不正、うそがあったらプロ野球の面目が立たない。
(続く)
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