09/06/16 10:14:36 0
「夢の球宴」と聞いて、心躍らす子供や野球ファンが今、どれくらいいるのだろう。
ＷＢＣの熱狂や５年目を迎えて完全に定着した交流戦を見るにつけ、球界関係者の間からも
「オールスターは役目を終えた」との声が聞かれる。遊び半分みたいなセパ対決など、
やる価値も見る価値もない、という過激な意見も多い。
そんなオールスターを象徴する事件が舞台裏では起きている。テレビ局関係者がこう言うのだ。
「札幌での第１戦の中継局が決まらず、コミッショナー関係者が青ざめていた。地上波テレビでの
オールスターの生中継がないとなれば、長い歴史でも初めてのこと。必死に営業をかけても、
視聴率が取れないと分かっているテレビ局はどこも手を挙げない。結局、日テレが中継することになったが、
放映権料を大幅にダンピングせざるを得なかった。８５００万円まで下がったと聞いたから、さすがに驚きました」
プロ野球界最高のイベントとして、日本シリーズと同列に扱われてきたオールスターの１試合の放映権料は、
１億５０００万円とも１億３０００万円ともいわれてきた。それが、８５００万円でやっとこさ買ってもらったというのだから、
「３割、４割、当たり前！」の安売り店もビックリの割引率である。
「それを聞いて、広島での第２戦の放映権を“定価”で買っていたＴＢＳも割引交渉に乗り出したそうです。
こちらはいくらまで下がったか知りませんが、オールスターも形無しです」（同）
そもそも、日本のオールスターは米国のそれと違って、出場する選手も「せっかく休めると思ったのに……」
とイヤイヤ出てますというのが多い。くだらないパフォーマンスで盛り上げることがファンサービスと
勘違いしている選手もいて、自ら「お祭り」としてオールスターの権威を貶（おとし）めてきた。
テレビ局の中継意欲が落ち込めば、ファンの注目度や人気もさらに下がる。
オールスターの在り方を根本的に考えなければいけない。
URLﾘﾝｸ(news.www.infoseek.co.jp)