09/06/12 10:30:11 0
やられたら、やり返す―。まさに仁義なき戦いになってきた。
テレビ局絡みの映画の宣伝に歯止めがかからなくなっているのだ。
先頭を走ったのはTBS製作、佐藤隆太主演の「ROOKIES―卒業」。
木村拓哉主演の連ドラ「MR.BRAIN」のPRと並行して動き出し、情報番組、バラエティー、トーク番組などに
出演者が連日、登場して宣伝を行った。この効果は抜群で「ROOKIES」は今年最大のヒットになっていて、
興収予想は80億円超という。09年上半期の最大のヒット作だ。
これに早速、参戦しているのが日本テレビ。仲間由紀恵主演の映画「ごくせん THE MOVIE」が
7月11日に公開されるが、日テレは公開の1カ月以上前の先月末からドラマを再放送していて、
大PR態勢がスタートしている。
また、これに続くフジテレビ製作の織田裕二主演の映画「アマルフィ 女神の報酬」が7月半ばに公開されるが、
これも深夜番組などで宣伝を始めていて、民放の夏は映画宣伝だらけになりそうな雲行きである。
やられたらやり返す
「この手のPR作戦はフジの十八番で、局には以前、番宣への批判が寄せられ、控えめにする傾向が出ていた。
しかし、開き直っているTBSを見ていたら“自分たちもやるしかない”と考えるでしょう。
今の民放は悪い方に歯車が回る“負のスパイラル”から抜け出すことができない」(マスコミ関係者)
今は明らかに行き過ぎた状態で放送ジャーナリストの小田桐誠氏も「私が教えている大学の学生ですら
“テレビ局はあそこまで番宣をやっていいのか”というほど。映画による放送外収入を増やしたいのはわかるが、
異常な状態です。いずれ視聴者の方から見限ると思うけど……」と語る。
民放が目を覚ますのはいつになるのか。
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