09/06/05 16:32:50 0
右脚付け根の痛みは引いていない。「痛みがないと言えばうそになる。痛みはこのままで、
コンディションを上げていく」。それでも、「試合中は感じないと思う。全力でやることだけ考える」。
MF中村俊輔(セルティック)の全身から、大一番に懸けるエースの自覚がみなぎる。
スコットランドから帰国したのは先月26日。「向こうから戻ってきてからが一番きつかった」と言うが、
31日のキリンカップ、ベルギー戦には先発で登場。右サイドで何度もチャンスを演出し、変わらぬ存在感を見せつけた。
「自分たちが何をできるか、想定することが大事」。タシケント入り後は、中盤の選手と積極的に
コミュニケーションを取っている。堅守をどう崩すか。自らにマークが付く場合を想定して中村憲(川崎)と
2人で中央に入り、右サイドバックの内田(鹿島)のスペースをつくる。中央に遠藤(G大阪)も入れば、
狭いスペースでもボールは回る-。戦術を語る時、その目には一層力が宿る。
「みんな締まるところは締まっている。変にピリピリしてもよくない」。チームの雰囲気には満足している。
痛みと闘志は内に秘め、あくまで冷静に勝利を目指す背番号「10」は、日本代表の充実ぶりの象徴にも見える。
(タシケント時事)(2009/06/05-16:07)
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