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映画「ROOKIES（ルーキーズ）」公開前、キャストたちがTBSの各番組を連日にわたって占拠。
本業の放送事業は赤字なのに、映画を含む映像・文化事業の黒字でカバーしているという
TBSのお寒い台所事情もあるが、内容もあまりにも予定調和な展開な上、毎日キャストの顔を
見せられれば、もう映画は見なくていいような、と週刊文春2009年6月11日号は報じている。
以下、抜粋。全文は週刊文春2009年6月11日号をご覧下さい。
・「昨年、TBSでドラマ化されると、最終回の視聴率は19.5％を記録。DVD年間売上も
昨年のテレビドラマ部門で1位でした」（テレビ局関係者）
・今回の映画公開前、キャストたちがTBSの各番組を連日にわたって占拠。情報番組
『みのもんたの朝ズバッ！』や『ひるおび！』にいたっては、月曜から金曜まで“日替わりジャック”。
その他、ありとあらゆる番組に出演しまくり、なんと50近くのTBSの番組に出ていた。
・TBSがここまで力を入れるのには、お寒い台所事情がある。先月13日に発表された
決算短信によると、本業の放送事業は約15億円の赤字なのに、映画を含む映像・文化事業は
営業利益で121億円の黒字なのだ。
・「CMが入らないからと、自社の番組を全て宣伝に使って、映画興行で収益を上げようと
しているようにしか見えません。異常なまでの持ち上げ方は、一時期の亀田フィーバーを
再現しているかのようです」（コラムニストの小田嶋隆氏）
・「『世界ふしぎ発見！』など、明らかに視聴者層が異なる番組に無理やり出させるのは、
場違いな感じが否めません。番組自体の固定客を減らす可能性だってある。
それにこのようなヤンキーものは、好みがはっきりと分かれる。見たい人は宣伝が無くても
映画館に足を運ぶはず。ヤンキー文化に興味がない人は、ここまで宣伝されると
意地でも見たくなくなりますよ」（テレビ評論家・宝泉薫氏）
・肝心の映画の中身はというと、「強引に泣かせようとする作り手の意図がミエミエ。
あまりにも予定調和の展開にイライラしました」（映画ライター）
・ベタで予定調和な上、毎日キャストの顔を見せられるとなれば、もう映画は見なくていいような…。
（前文・抜粋：鮭おにぎり）