09/06/01 16:33:11 I0p4+z5s0
「敗因と」 第5章 --- 晩餐 --- P. 153~
サッカーに興味のない上條とはいえ、サッカーの枠に収まらない中田英寿という存在はよく知っていた。
週刊誌や新聞で、ファンが嫌いでサインにも写真にも応じないという記事を読んだこともある。
だが、それが偏見に過ぎないことがすぐにわかった。
「代表の中で、一番ちゃんと挨拶をしてくれたのは中田くんなんですよ。マスコミで報道されているのとは全然違った。
彼と話をしていると、この青年はサッカーを辞めて一般社会にぱっと入っても、やっていけるという感じがしました。
選手によっては、サッカーの世界からは出られないな、っていう人もいたけど」
旧西ドイツ時代、『かみじょう』にはよく政治家が顔を出したし、今でも日本企業のお偉いさんが来ることも多い。
人間観察の目が肥えている上條にとっても、中田英寿は特別な存在に映ったのである。
>選手によっては、サッカーの世界からは出られないな、っていう人もいたけど
>選手によっては、サッカーの世界からは出られないな、っていう人もいたけど
>選手によっては、サッカーの世界からは出られないな、っていう人もいたけど
>選手によっては、サッカーの世界からは出られないな、っていう人もいたけど