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昨夜(5月31日)、東京・国立競技場で行われたキリン杯ベルギー戦。試合後、記者会見で、
日本代表・岡田武史監督(52)が4―0で大勝したにもかかわらず、キレたことは、
本日(1日)付の本紙でお伝えした通りだが、ここでは、試合前の出来事を紹介したい。
午後5時30分過ぎ、日本代表のチームバスが到着した。ロッカールーム入り口の前では
「JFAユースプログラム」の一環として、募集された小学生20人が選手を出迎えた。選手の中で、
最初にバスから降りたMF遠藤保仁(29)=G大阪=が子供たちとハイタッチしながら歩いた。
その後、ほかの選手たちも遠藤に続いた。試合後、チームは一時解散するため、
両手に荷物がいっぱいの選手もいたが、片方の手に持ち替え、ハイタッチをした。
だが、しかし。
子供たちに目もくれず、ハイタッチもせず、イヤホンをしたまま、ロッカールームに消えていった選手が、
25人の中で2人いた。試合前、すでに集中していたのかもしれないが、私は、その2人の日本代表選手が寂しく見えた。
対照的に、最後にバスを降りてきたMF中村俊輔(30)=セルティック=は、さすがだった。
彼は、ハイタッチではなく、一人ひとりと、握手をして、ロッカールームに入った。子供たちは、
みんな、顔を見合わせて本当にうれしそうに笑っていた。その光景を見た私もうれしくなった。
試合前の過ごし方について、選手は自分なりの考え方が、あるだろう。
だが、それでも。
子供たちの前を素通りした2選手と、子供たちの目を見て握手をした中村俊輔。その差は大きい、と思う。
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