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中日・山本昌広投手(43)が29日、ウエスタン・リーグ、広島戦(山口・由宇)に先発して
7イニングを6安打無失点に抑えた。これで2軍戦では17イニング連続無失点。1軍再昇格へ猛アピールした。
初見参となる広島の2軍本拠地で熟練の技を見せつけた204勝左腕の復活は近い。
山々に囲まれた広島の2軍本拠地・由宇で43歳の投球術がさえ渡った。山本昌が7イニング無失点。
4月の不振はどこへやら。あとは1軍首脳陣からの“出撃指令”を待つだけとなった。
「徐々によくなっているよ。4月はボール、ボールとなり、ストライクが入らなかったけど、それも解消している。
あとは1軍から必要とされるときに力を発揮できるかだね」
7イニングで117球、被安打6で最速は138キロ。3回には2死から2安打で一、三塁に、4回には
3本の単打で2死満塁のピンチを招いたが、落ち着いて後続を封じ込めた。
直球、カーブ、スライダー、スクリューなどを低めに集めて広島の若い打者を翻弄(ほんろう)。
7イニング無失点だった前回21日のソフトバンク戦に続く好投で、14日のオリックス戦からは
17イニング連続無失点となった。
「安定感があったね。あとは1軍との兼ね合いだけど、これならスタンバイOKの段階だよ」と
小林投手コーチも太鼓判を押す。戻ったのは右打者への外角球。
「直球、シュート系でストライクが取れるようになったことで、ほかのボールが生きるようになった」という。
今季1軍初登板も4イニング10失点KOされた4月12日の広島戦(マツダ)以降、
制球力を磨いていたが、ようやく本来の姿を取り戻した。
「由宇? カブトムシを取りたくなったね」。204勝左腕は人生初となった由宇での登板に笑った。
ただ、即1軍に昇格できるチーム状況ではない。現在の先発陣の中で交流戦で
負け投手になった先発はいない。さらに、ここ10試合すべてで6イニング以上投球している。
とりあえずは順番待ち。「とにかくしっかり調整するよ」。誰かが不振に陥ればマサがいる。
逆にいえばマサがいるからいまの先発は必死になる。マサの復活は近い。
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