【文芸】ブビンビ ボンボ ボンバボン!『へっこきよめどん』at MNEWSPLUS【文芸】ブビンビ ボンボ ボンバボン!『へっこきよめどん』 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト1: ◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7cφ ★ 09/05/26 00:55:58 0 ■短所も長所になるお話 結婚間もなく、大事なお嫁さんのようすがどんどんおかしくなった。顔は青く、口数少なく、 沈み込んでいく。 「じつは、おら、へ、こきたいのす」 気の良いばばさまは「がまんはいらん」。お嫁さんが「では、ごぶれいいたします」と 立ち上がると-。 嵐のような風がわき起こり、ばばさまは畑まで飛ばされた。ダイコンの葉につかまると、 「引きっぺ」が始まりダイコンごと家へ。次は林へ飛ばされタケノコにしがみつくとタケノコごと 家へ。しまいにイノシシまで家へ。「たいしたよめっこだ」。夕食はイノシシ鍋の大ごちそうである。 この民話はこれまでも「へっこき姉さ」「へっこき嫁ご」「日本一のへっこきよめ」などの題で 10を超す本やCDで親しまれた。短所も長所になるめでたい話に、多くの人が勇気づけられた。 どれも義母を気遣う嫁と、嫁を案じる義母の会話から、温かい暮らしが描かれているが、 イノシシ鍋まで登場する本書はなかなか珍しい。 「ブビンビ ボンボ ボンバボン!」。現代的なリズムのおならに、初めて読んだ子供たちは 大喜び。飛ばされるばばさままでまねて笑い転げている。刊行が始まった「日本名作 おはなし絵本」全24巻の2巻目。来年12月の「一休さん」まで予定されている。 実は、この民話には続きがある。嫁は実家へ戻されることになり、途中、カキの実をとろうと 苦闘する旅人に出会う。おならで全部落とし、ひき替えに貴重な反物を贈られる。別の話では、 ナシの実を落として殿様から褒美をもらう。“お手柄”の嫁さんは、再び夫に迎えられるのである。 楽器、奏者によって同じ音楽もさまざまな調べになるように、同じ民話も作者によって異なる。 平易な本書を入り口に読み比べれば、子供たちは日本の民話の豊かさと多様さを、笑いの中で 知るだろう。(小学館・1050円) 評・牛田久美(文化部) http://sankei.jp.msn.com/culture/books/090524/bks0905240906014-n1.htm 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch