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イチローはなぜアメリカのファンとメディアから嫌われるのか? (ゲンダイネット)
米メディアによるマリナーズ・イチローへのバッシングが止まらない。「1番打者として
機能していない」「チーム一の高給取りを放出すべき」などと、イチロー叩きの報道が
今季も後を絶たない。
これまでメジャー1年目にMVPを獲得、04年には262安打を放ち、
シーズン最多安打記録(257)を84年ぶりに更新。昨季まで8年連続200安打を達成し、
今季も大台に到達すればメジャー史上初のことだ。
メジャーでの実績が申し分のないイチローが米国で受け入れられないのは、
どうしてなのか。野球史研究家で、アメリカ野球愛好会代表補佐を務める鈴村裕輔氏に、
イチローがバッシングされる背景、理由を聞いた。
●理想の1番打者ではない
―イチローは称賛されてもおかしくない選手なのに、なぜアメリカでは叩かれるのですか。
「多くの米メディアが指摘するように、イチローのプレーは米国人がイメージする1番打者とは
懸け離れているからです。米国では50年代から1番打者は、多くの出塁を求められてきた。
実際、米国人が理想とする典型的な1番打者は、長打力があって出塁率も高い
メジャー最多盗塁記録(1406個)保持者のリッキー・ヘンダーソン(メジャー25年で
打率2割7分9厘、出塁率4割1厘、297本塁打、1115打点)です。ヘンダーソンと
比べるまでもなく、四球を選ばないため(昨季までの通算四球380個)、イチローの
通算出塁率(3割7分6厘)は打率に比べそれほど高くない。米国人には1番打者として
物足りないと映っているのです。イチローは悪球を打って内野ゴロに倒れることも
少なくありませんが、『ボール球に手を出すぐらいなら四球を選べ』と批判されるのは、
ある意味で当然でしょう」
(>>2以降へ続く)
(日刊ゲンダイ2009年5月20日掲載)
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