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このコーナーの4月26日更新分の記事でもお伝えしたが、韓国の韓国養蜂農協が製作したハチミツの
CM無断制作の件でエメリヤーエンコ・ヒョードル側がこれを不当として訴訟を起こしていたが、5月13日、
韓国のソウル中央地方裁判所(部長判事イ・ソンチョル)は原告であるヒョードル陣営の訴えを棄却。
第一審でヒョードル陣営の敗訴が確定した。
今回の訴訟の原告はヒョードルとM-1グローバルのワジム・フィンケルシュタイン、そしてヒョードルの
韓国内のマネジメントを務めるブイキューブ・ホールディングスで、被告は大韓サンボ連盟と韓国養蜂農協。
当初、ヒョードル側は「撮影をすると言った覚えはない」と発言したことからCMの無断作成が訴訟の核心と
思われていたようだが、訴状によると「07年9月から放映したハチミツの広告によって格闘家としての
イメージを傷つけられ、肖像権を侵害された」ことだった。ヒョードル側は損害賠償として15億5千万ウォン
(約1億1767万円)を要求。ヒョードルは07年1月20日、韓国ソウル市奨忠(チャンチュン)体育館で開かれた
『M-1 MFCロシア vs 大韓民国』大会でロシアチームの団長として訪韓。ヒョードルは、同大会でサンボの
師匠とともにサンボのエキシビションを披露。件のハチミツのCMには、このヒョードルのサンボの
エキシビションの部分が編集されて使用されていたが、原告は被告がこの件について事前の了承が
なかったこと、事後の同意もしていないこと、さらには使用された映像が“人類最強”のヒョードルの
イメージに合わないものだった、と主張。
韓国の裁判所は、まず「ヒョードルはCM撮影で『ハチミツがいい』という韓国語を自ら語るなど、積極的に
協力した」ことを理由に無断撮影の可能性を一蹴。さらに原告の主な訴訟事由である「ヒョードルの
試合シーンを無断で編集し、広告に使用したこと」については、07年にヒョードル本人を含む27人の
往復の航空券を含む韓国滞留費用全額、およびM-1の大会運営費(被告の主張によれば
3億5千万ウォン=約2億657万円以上)を被告が負担したとして「ヒョードルのCM出演は当然の義務」として
被告の賠償責任を認めなかった。
>>2-以降に続く