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プロ野球も開幕から1カ月と少しを経過して各チームの実力もだいたい見えてきたが、
同時にハッキリしてきたのが監督の能力だ。
まず、大きな期待をかけられて就任したのが阪神真弓、ソフトバンク秋山の両監督。
ともにチーム事情をよく知るOBだ。ところが、阪神は借金3の4位、ソフトバンクは借金4の5位と
低迷している。両監督はもともとは内野手だったが、ともにコンバートされ主に外野手として活躍した。
外野手は数ある守備位置の中で「もっとも試合に参加しないポジション」といわれる。
やはり現役時代の終盤、三塁から外野に移った原監督は、「ボールがめったに飛んでこないし
寂しかった」と話していた。内野手が一球ごとにポジションを変えたり、日頃から試合の流れ、
展開を読むなど頭を使う訓練が求められるのとは対照的だ。
「現役後半に外野手だったうえに、秋山、真弓両監督は高い身体能力で成績を残してきた。
最悪のことを考えて最善の手を尽くすのが監督のはずだが、発想が現役時代のそれから
抜け切れないので、そうした作戦がなかなか取れない。またどういう野球をやるのか、
ということがなかなか見えてこない。
本来ならキャンプから目指す野球を掲げて、選手に徹底させるべきだが、
それも十分にやってこなかったのでしょう」(監督に関する著作も多いノンフィクション作家の松下茂典氏)
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