09/05/15 16:42:21 0
WBCによって、日本のプロ野球界はさまざまな恩恵を得た。追い風をつかみ、どう球界を発展させていくのか。
12球団幹部による実行委員会では、侍ジャパンのブランドイメージを生かす策が話し合われている。
不況の波はプロ野球界にも押し寄せており、今年はオールスター戦のテレビ放映権料(推定1億2000万円)を
維持できるか微妙。日本野球機構(NPB)は将来を見据え、主催事業の見直しや価値向上を迫られている。
こうしたなか、今回のWBC人気を受けて、侍ジャパンに寄せる期待が大きくなってきた。
理想は、米大リーグ(MLB)の選手を巻き込んだ新たな国際大会やテストマッチを行うことだ。しかし、MLB球団は
WBCにさえ故障を恐れて選手を出し惜しんでおり、簡単には引っ張り出せない。過去、日本プロ野球選手会が
“第2のWBC”として、25歳以下代表のような形の国際大会を模索した時期もあるが、色よい返事は得られなかった。
そこで、ベターな選択肢としてクローズアップされるのが、日韓戦だ。「WBCで9試合のうち5試合で対戦し、
日本のファンになじみが薄かった韓国が、少しは浸透した。ビジネスの下地ができたのではないか」。
新たな金脈と期待を寄せる球界関係者もいる。実際に、日韓代表チームによる球宴や秋の定期戦のような対抗戦が、
検討課題として浮上している。
ただ、タイトルがかかっていない日韓戦で盛り上がるかは未知数。セ・リーグ球団の幹部は「WBC直後は話題性が
あるかもしれないが、継続的な人気の維持には疑問が残る」と漏らす。
(続く)
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