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大阪・万博競技場前に並ぶ青色のテントに、カラフルなのぼりの数々。
J1・G大阪がホームゲームで開設する飲食コーナー「美味G(おいじい)横丁」には、縁日のような華やぎがある。
昨季4店舗で始まり、その人気から今季は13店舗に増えた。
焼き肉専門店の弁当、中華料理、そしてホテルのシェフが腕を振るう洋食まで。
遠来の相手サポーターにも人気のたこ焼きも3店あり、「食いだおれの街」に恥じない充実ぶりだ。
出店料は1店舗2万円。会場設営費だけでクラブ側は赤字となるが、
仕掛け人のG大阪事業本部・伊藤慎次グループマネジャーは「サッカー好きに誘われて来るお客さんもいる。
その方たちも楽しめて、また来てもらえる仕組みが必要」と位置づける。
もちろん最高のファンサービスは、試合での勝利だが、付加価値も求められる時代だ。
プロ野球の阪神に代表される野球熱の高い関西では、昨季アジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制したG大阪の試合でさえ、
テレビ視聴率で関東地区を下回ることもある。顧客満足度を高める工夫が、常に求められている。
今季は社会貢献の一環として、4月のACL・スリウィジャヤ(インドネシア)戦で、
インドネシア国籍のサポーターを無料招待。おもに企業・団体が購入している年間席についても、
事前に利用予定を確認し、空席に福祉施設の子どもたちを招く取り組みも始めた。
目標は「阪神人気」なのだという。伊藤グループマネジャーは「あいさつ代わりにガンバの試合の話をしてもらえるぐらい、
暮らしの一部に溶け込めれば」と語る。ピッチ外の運営でも、ビッグクラブへの挑戦が続いている。
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