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昨年発足したインド初のクリケットのプロリーグ、「インディアン・プレミア・リーグ（ＩＰＬ）」の
２００９年シーズンが４月１８日、南アフリカ共和国で開幕した。既に昨季、インドだけで
推定２億人がテレビ観戦し、一番人気のスポーツ・イベントとして定着。開催場所の
南ア８都市では、関係者やファンで主要ホテルが満杯状態だという。
今季は５年に１度のインド総選挙の投票期間と重なったため、試合警備に当たる治安要員が
足りず、異例の国外開催となった。
８チームによる総当り戦５６試合の後、上位４チームが準決勝に進出し、５月２４日に
決勝戦が行われる。当地での報道によれば、南アにもたらす経済効果は最大２０億ランド
（約２３５億円）に上るとされる。
ＩＰＬは最近考案された試合形式を採用し、１試合は３時間程度で終わる。最長５日間という
従来の試合観戦が苦手だった層が新たなファンとして取り込まれ、「家族そろって
テレビ観戦する機会が増えた」（首都在住の主婦）という。
チームのオーナーにはインドを代表する企業のほか、同国映画界を代表する男優
シャールク・カーンさんや女優シルパ・シェティさんが名を連ねている。インドの娯楽といえば
クリケットと映画。その相乗効果もＩＰＬの爆発的人気の背景にあるようだ。 （ニューデリー時事）
（2009/05/12-05:45）
ソース
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