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制作費カットも図れて一石二鳥
ＴＶマンの間では「第２のスーザンさんを探せ」が合言葉だという。
スーザンさんとは、そのルックスからは想像がつかない美声が反響を呼び、
ユーチューブに１億件ものアクセスが殺到したスーザン・ボイルさん（４７）のこと。
スーザンさんが注目を集めるきっかけになったのが英国のオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」への
出演だ。同番組は“リアリティーショー”と呼ばれ、一般人に歌・ダンスなどのあらゆるパフォーマンスを
舞台上で披露させ、それに対して辛口の審査員がコメントを寄せる。これが現地では大ウケで、
視聴率が５０％台をマークする日もあるとか。
「オーディション番組の人気は世界的なトレンドです。０２年に米国で始まった
『アメリカン・アイドル』は今年でシーズン８を迎え、驚異的な視聴率を記録し続けています。
この番組はジェニファー・ハドソンなど人気歌手をたくさん輩出していて、今ではアジアやヨーロッパでも
ＣＳ放送などでオンエアされています」（マスコミ関係者）
また、オーディション番組は審査員の“お車代”程度は発生するが、あくまで主役は
一般人で、制作費がほとんどかからない。これも日本のテレビ局には魅力的に映るようだ。
「すでに輸入は始まっていて、日本テレビが０５年から“発掘バラエティー”として
『歌スタ！！』を放送しています。この番組からは４人の子持ちシンガー・木山裕策、平季唯らが誕生し、
木山は０８年のＮＨＫ紅白にも出場しました。今年後半から、民放各局はかつての
『スター誕生！』みたいな番組をこぞって放送することになるかもしれません」（芸能関係者）
スーザンさんは見つかるか。
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