09/05/05 19:39:01 0
米大リーグが開幕して約１カ月が経過した。世界的な経済危機の中で迎えた新シーズンは、
右肩上がりで数字を伸ばしてきた大リーグにも影響を与え、昨年より選手年俸総額や
観客動員数が減少する球団も出てきた。
球場をオープンしたものの観客減に悩むヤンキースや、「自動車産業の街」が本拠地のタイガースなどが象徴的だ。
一方でナ・リーグ東地区で首位を走るマーリンズ、昨年ア・リーグを制したレイズなど元気な球団もある。
米ＵＳＡトゥデー紙が、大リーグ機構や球団などから入手した資料から集計した
数字によれば、昨年の開幕時と比べて全３０球団中１４球団が、選手の年俸総額を削減したという。
松井秀がいるヤンキースは年俸総額２億１４０万ドル（２０１億４０００万円）で
トップを維持したが、昨年比では８００万ドル（８億円）の減。
エンゼルスからテシェイラ、ブルワーズからサバシアらをフリーエージェント（ＦＡ）の
巨額契約で獲得しながらも減少に転じたことは、選手間の格差が広がったことをうかがわせる。
２位は、メジャーに昇格したばかりの高橋がいるメッツで１億４９３０万ドル
（１４９億３０００万円）、３位は福留がいるカブスの１億３４８０万ドル（１３４億８０００万円）と続く。
メッツは昨年比で微増にとどまったが、カブスは昨年より、およそ１６５０万ドル（１６億５０００万円）も
増えて、球団史上最高額となった。
松坂、岡島らのレッドソックスは１２００万ドル（１２億円）減の１億２１７０万ドル
（１２１億７０００万円）となり、昨年２位から４位に後退。黒田のドジャース（１億４１万ドル＝９位）、
イチローのマリナーズ（９８９０万ドル＝１０位）も大幅に減少したとされる。
このほか、カージナルス、ホワイトソックスなども下がったが、最も下げ幅が大きかったのは
パドレス。２０００万ドル（２０億円）近く減って総額４３８０万ドル（４３億８０００万円）となり、
昨年までの中堅クラスから一気に下から２番目の２９位にまで落ち込んだ。
主力投手のヤングは「信じられないことだ」と話す。
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